1つめの事例は、Power Platformで稟議承認システムを構築したお客様をご紹介します。
同社がローコード開発ツールを選んだ理由は、内製化への期待でした。これから先、機能の追加や画面レイアウトの構成など、少しの変更であれば社内で完結できるようにしたいという思いがあったようです。
また、ローコード開発ツールの中でもPower Platformを選定した理由は、拡張性の高さです。
同社は稟議承認システムをPower Appsモデル駆動型アプリで構築したのですが、これには以下の理由がありました。
誰でも簡単に業務アプリを作成できるのはローコード開発ツールのメリットですが、そこでよく問題になるのがアプリの乱立です。
全員が自由にアプリを作成できることでアプリの数が増え、人によって使用するアプリが違ったりデータがうまく集約できなかったりと、生産性や効率の悪化を引き起こしてしまうことがあります。これでは業務効率化やDXを妨げる原因になりかねません。そこで、モデル駆動型アプリという1つの拡張性の高いアプリで基盤を構築し、機能を統一できるような仕組みを確立させました。
2つめの事例は、Power Platformで営業支援システム(SFA)を構築したお客様です。
当初はパッケージ製品を使用する予定でしたが、パッケージ製品では現在の業務プロセスを再現できないことが判明し、システムを開発することに決定しました。Power Platformはローコード開発ツールですので、現在の業務プロセスに合わせて迅速に開発することが可能です。
同社もPower Appsモデル駆動型アプリを使用してシステムを構築していますが、選定理由はモデル駆動型アプリで使用できる「ビジネスプロセスフロー」という機能を使用するためです。
業務プロセスを可視化することができる機能で、リアルタイムでの情報共有ができ、どのプロセスにどれくらいの時間がかかっているかを把握できるため業務の見直しが行えるようにもなりました。
上記のお客様以外にも、ローコード開発ツールを検討するお客様は増えています。「内製化したい」「ベンダー依存をやめたい」という理由で検討しているお客様は多い印象です。
特に、システム導入後の保守作業を自社で行いたいという声をよく耳にします。保守作業やメンテナンスまでベンダーに依存してしまうと、ベンダー側が抱えている業務量やスピードに左右されてしまい、小さなマスタ変更のみだったとしてもかなり時間を要してしまいます。
ローコード開発ツールであればプログラミングスキル要らずで修正できるため、社内で迅速に対応できるのがメリットです。IT人材の不足が危惧されている今、このメリットは重要視されているように思います。
今回は実際の導入事例から、ローコード開発ツールを選定した理由、Power Platformを選定した理由をご紹介しました。
同じお悩みをお持ちの方はぜひPower Platformをご検討ください。
事例の詳しい内容につきましては、以下のページよりご覧いただけます。システムを検討するようになった経緯からPower Platformをどのように活用かしているかまで記載しております。ご参考になれば幸いです。
詳しい事例の内容はこちら
≪ 稟議承認システム構築事例 ≫
稟議承認システムをPower Appsモデル駆動型アプリで構築したお客様の事例をご紹介します。 こちらのお客様は、既存の稟議承認システムをPower Platformで再構築しました。 再構築するにあたって、情報システム部の負担が大きかった業務をPower Automateで自動化するなど、社内業務の見直しも行いました。
≪ 営業支援システム(SFA)構築事例 ≫
営業支援システム(以下、SFA)を、パッケージ製品を使わずPower Appsモデル駆動型アプリで構築したお客様の事例をご紹介します。 こちらのお客様は事業をグローバル展開しているのですが、各拠点ごとに使用しているシステムがバラバラの状態でした。そこでPower Platformでシステムを統一し、共通化を図りました。