ローコード開発って難しい?

プログラミング知識を必要としないローコード開発。ここ数年で注目され、認知度が高まってきています。
しかし、プログラミング知識が必要ないと言っても、「本当に自分にもできるの?」と思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで今回は、ローコード開発は難しいのかについて、ローコード開発のメリットとデメリットについてをご紹介します。メリット・デメリットを押さえ、ローコード開発でのシステム内製化を検討してみてください。
また、ローコードでアプリ開発ができる「Power Apps」についてもご紹介しています。

ローコード開発って難しい?

結論から言ってしまえば、ローコード開発でも最低限のIT知識は必要だというのが答えです。プログラミング知識が必要ないとは言っても、データベースに繋ぐ場合やシステムの要件を考えて設計する際にIT知識を要します。
ソースコードを書かなくていいので特定の言語や書き方を覚える必要はありませんが、使用するローコードツールの操作は覚えなければいけません。
ですが、その操作が感覚で行えたりするためソースコードを書くよりは簡単ですし、何より時間がかかりません。

IT知識が全く無い場合はローコードツールでも少し難しく感じるかもしれませんが、情報システム関連の仕事をしている方は理解しやすく比較的簡単に開発が進められると思います。

ローコードツールのメリットとデメリット

上記の内容も踏まえて、ローコードツールのメリットとデメリットについてまとめてみました。

メリット

開発時間を短縮できる

新型コロナウイルスによってテレワークへの移行が進み、急速に社内の体制を変える必要が出てきました。また最近ではDXの推進など、社会全体でデジタル化・DX化の動きが高まってきています。
早急な取り組みが必要とされるなか、従来のようにソースコードを書いて開発していては時間もコストもかかってしまい、今すぐに対応することができません。
ローコードツールはソースコードを書かないため開発時間も短縮でき、企業の今直面している問題に迅速に対応できます。

IT人材不足の問題に対応できる

「2025年の崖」でも問題になっているのがIT人材の不足です。デジタル化・DX化の需要は増す一方ですが、開発に必要な人材がいません。育成するにもかなりの時間を要してしまいます。
ローコードツールを使用すれば人材育成の時間も短縮でき、社内でのシステム内製化も視野に入れることができます。

デメリット

標準機能で実装できる範囲は限られる

ローコードツールの標準機能で実装できることは限られています。企業の業務ニーズに合うシステムを構築するとなると、どうしてもソースコードを書いて開発しなければなりません。
そのような場合、ツールの標準機能で行えることは自分たちで実装し、複雑な処理の部分は外部に開発を委託するという方法を用いるお客様もいらっしゃいます。

Power Appsモデル駆動型アプリご紹介

話題になっているローコードツールとして、Microsoftが提供している「Power Platform」をご存知でしょうか?
Power Platformを構成するサービスの1つにアプリ開発を行うための「Power Apps」があり、ローコードで業務内容に合わせたアプリが開発できます。そのPower Appsの中から「モデル駆動型アプリ」をご紹介します。

モデル駆動型アプリは、データベースのデータをもとに半自動的にアプリが構成される便利なアプリタイプです。ある程度のデザインや機能が備わっているため、作りこむことなく短期間で高品質なアプリを作成できます。
大量のデータを扱うことに適しているため、顧客情報や案件情報など、どんな業種の企業でも使うことができ、業務アプリの構築に適しているのが特徴です。

また、Microsoft製品であるため、ExcelやWordなどと親和性が高い点がメリットとなっています。





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まとめ

難しそうだと思った方もいらっしゃるかもしれませんが、使い方を覚えれば誰でもすぐ簡単に構築できるようになるのがローコードツールです。
社内DXに向けて、ご検討されてみてはいかがでしょうか?
Power Appsがどこまで使えるか検討したいという方、自社の要件に合うか検討したい方はお問い合わせボタンより、お気軽にご相談ください。

また、お客様のご要件をお聞きして弊社がシステムを開発する、「Power Platformの開発支援」も行っております。開発は弊社が行いますが、導入後のメンテナンスはお客様の方で簡単に行うことができる点がメリットです。こちらもお気軽にご相談ください。

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